「おわかり頂けたか…」猫の「バレバレの隠し事」がわかってしまう写真が話題

背後のタワーにご注目ください

「お兄ちゃんの居場所?知らないな…」と隠していそうな妹猫が、X(旧Twitter)で注目を集めています。

投稿したのは、Xユーザーの「@kagisuzu0531」さん。

当ポストには2024年4月13日時点で920件を超えるいいねが寄せられるなど話題となっています。

また記事の中盤では、猫の飼育費用についてもご紹介します。

※ポストの画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介するポストは、投稿者様の掲載許可を頂いております。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

イタズラしたお兄ちゃん猫の行方を「知らない」

「イタズラした猫の行方を知らないと 言い張ってます」というコメントとともに投稿されたのは1枚の写真でした。

そこには、キャットタワーの前にちょこんと座る女の子「ふうか」ちゃんが写っています。

このとき飼い主さんは、イタズラをしてしまった兄猫の「つむぎ」くんを探していたようです。そんななか、目をまん丸にして少々かしこまった佇まいのふうかちゃん。もしかして、なにか知っているのでしょうか……?

写真の「後ろ側」をよく見てみると

あ!いました!見えますか?

投稿主さんはその後、ポストに続ける形で「お分かりいただけただろか…」といったコメントとともに写真を投稿しました。

ふうかちゃんと、背後のタワーをズームにした写真をよく見てみると……。

キャットタワーの奥には、いたずらをしてしまった兄猫「つむぎ」くんが隠れていました。

そんな2匹の光景は「隠れる兄とかくまう妹」といった具合で、思わず笑みがこぼれてしまいますね……!ポストは大勢を癒したようで「もう行った?行ったにゃよ」「何にもないわ!何にもないったらー!」「すごくきれいな瞳。きっと何も知らないのでしょう」といったコメントが寄せられ賑わっています。

2匹はとっても仲良しです。

@kagisuzuさんは、今回ご紹介した写真のほかにも、YouTubeやInstagram、TikTokで愛猫の写真を紹介していらっしゃいます。気になる方はご覧になってはいかがでしょうか。

イタズラした猫の行方を知らないと
言い張ってます pic.twitter.com/lOnYCyaklx

— すずつむふう (@kagisuzu0531) April 11, 2024

猫の飼育費用事情:おやつ代にかける費用が上昇

ここから少し、ペットに関する数字をご紹介していきます(投稿された内容については、この次のページにも続きますよ)。

「ペットの猫」に関する経済事情について見ていきましょう。

一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行いました。

「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」によると、猫の飼育経費は以下のように推移しました。
※数値は毎月の支出額平均

獣医にかかる医療費

  • 2018年:2412円
  • 2019年:3016円
  • 2020年:2918円
  • 2021年:3367円
  • 2022年:2392円
  • 2023年:3400円

猫の保険

  • 2018年:1729円
  • 2019年:2349円
  • 2020年:1758円
  • 2021年:2731円
  • 2022年:2069円
  • 2023年:1988円

市販の猫主食用キャットフード

  • 2018年:2599円
  • 2019年:2745円
  • 2020年:2673円
  • 2021年:2978円
  • 2022年:2877円
  • 2023年:2988円

市販の猫おやつ用キャットフード

  • 2018年:1092円
  • 2019年:1303円
  • 2020年:1241円
  • 2021年:1346円
  • 2022年:1356円
  • 2023年:1562円

上記データを見ると、2018年から2023年の6年間で「猫主食用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」は約15%の増加、「猫おやつ用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」については約43%も増加したことがわかります。

アパート・マンションなどの居住環境や飼育費用が猫を飼うハードルに

同調査では猫を飼う上での阻害要因に関するアンケート調査も実施されました。

「猫を飼いたいと思いながらも現在飼育していない理由」として、以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。

  • 1位 32.6%:集合住宅(アパート・マンションなど一戸建てでないもの)に住んでいて、禁止されているから
  • 2位 22.8%:世話をするのにお金がかかるから
  • 3位 21.5%:別れがつらいから
  • 4位 21.3%:旅行など長期の外出がしづらくなるから
  • 5位 18.1%:十分に世話ができないから

上記のように、居住環境の事情が理由で飼育できないという理由が3割を超えました。

猫の飼育費用が高まる中、SNSコンテンツは「飼いたいけど飼えない人」にとってありがたい?

同調査では「現在猫を飼育していないものの、今後飼育する意向がある人」について、飼いたいと思ったきっかけに関しても調査され、結果は以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。

  • 1位 47.4%:生活に癒し・安らぎが欲しかったから
  • 2位 27.8%:過去に飼育経験があり、また飼いたくなったから
  • 3位 15.1%:愛情をかけて世話をする対象が欲しかったから
  • 4位 15.0%:ストレス解消、気分転換、リフレッシュしたいから
  • 5位 14.3%:話し相手や遊び相手として欲しかったから

これを見ると「生活に癒し・安らぎが欲しかったから」が47.4%と、その他の理由に大差をつけて1位となっています。

様々な理由で飼いたいのに飼えない人がいる中、費用や制約なしで手軽に癒しを感じられるSNSでの猫に関する投稿や動画は、注目を集めやすいコンテンツであることがうかがえます。

親戚の自宅に迷い込んだ子猫だった

さて、投稿者さんに、兄貴分の猫「つむぎ」くんについて教えてもらいました。

――出会いのエピソードを教えてください。

つむぎくんは保護猫です。すずくん(同居する猫)をお迎えして5年ほど経って、前々から夢だった2匹目の猫ちゃんを迎えるために、保護猫や譲渡猫の情報を収集していました。

そんなときに、妻の叔父の家に迷い込んだ子猫の話を聞いて、様子を見せてもらいました。そこで私が一目惚れしてしまい、家族に迎えました。

――普段はどのような子ですか?

好奇心旺盛なわんぱく猫ちゃんです。人懐っこくて、初対面でもぐいぐい自分から行くタイプですね。すずくんにはよくちょっかいを出してしまい、取っ組み合いのけんかもしています。

――おもしろい、または珍しいクセなどはありますか?

これと言って特異なことができるわけではないので、珍しい癖はとくにないですね。逆に言えば、理想の「猫像」を体現しているような存在だと思っています。

――自慢のポイントは何ですか?

つむぎくんのかぎしっぽの、優雅な動きがポイントですね。

以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。

参考資料

  • @kagisuzu0531
  • 一般社団法人ペットフード協会「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」

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