北陸新幹線福井県内開業後初のGW 人出ピークいつ?恐竜博物館の渋滞・混雑対策は

北陸新幹線延伸の翌日、大勢の家族連れらでにぎわった福井県立恐竜博物館=3月17日、福井県勝山市村岡町寺尾

 福井県内の観光地は北陸新幹線敦賀延伸後、初めてのゴールデンウイーク(GW)を迎える。4月27日からの期間中、前半は晴れる日が多い見通しで、例年以上のにぎわいが期待される。期間後半の5月3~5日を人出のピークと見込む関係者は多く、渋滞対策としてシャトルバスを運行したり、臨時駐車場を設けたりするなど受け入れ準備を整えている。

 2023年7月にリニューアルオープンした福井県立恐竜博物館(勝山市)の担当者は「新幹線開業効果も相まって、多くの来場を期待している」と見据える。チケットは原則事前購入制。GW期間中、1日当たりの上限1万2千人分が既に4割程度埋まっている日もあるといい、早めの予約を呼びかけている。

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 同博物館には、新型コロナウイルス禍前の19年のGWに10日間で約12万4400人が来場した。夏休みなどを含め観光シーズンには、施設周辺で車列が1キロ以上に及び渋滞対策が課題となっている。昨年のお盆期間などに続き、勝山市と連携し道の駅「恐竜渓谷かつやま」と越前大仏で知られる大師山清大寺に計650台の駐車スペースを確保し、シャトルバスを運行する。同市は新たに、新幹線駅周辺のレンタカー事業者を通して観光客などへの周知を徹底する。

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