パリ五輪中に自爆テロ計画の少年(16)逮捕「殉教者として死ぬため爆発物のベルト作る」イスラム国に忠誠誓う文書も

2024年のパリオリンピックの期間中に自爆テロを実行しようとしたとして、フランスの検察当局は16歳の少年を逮捕した。

検察当局は23日、SNS上に「殉教者として死ぬために爆発物のベルトを作る」と投稿したとしてフランス南東部出身の16歳の少年を逮捕した。

地元メディアによると、当局が少年の両親の家を捜索したところ、過激派組織イスラム国への忠誠を誓う手書きの文書などが押収されたという。

また少年が、オリンピック期間中、パリ市内の副都心で、銃や爆発ベルトを使った「テロ行為」を計画していたことを認めたと伝えている。

検察のテロ対策部門が捜査に乗り出していて、少年がテロ組織とつながりがあるかどうかなどについて詳しく調べている。

オリンピックの開幕を2024年7月に控えるフランスでは、3月、モスクワのコンサート会場で発生したテロ事件をきっかけに、テロの警戒レベルを最高に引き上げている。

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