イチローの「クレイジー」な記録が米国で話題のワケ 名手が「4」届かず失敗「1年でやるとは…」

フィリーズのトレイ・ターナー【写真:Getty Images】

敵地レッズ戦で記録に迫っていたが…

米大リーグで数々の輝かしい記録を作ってきたイチロー氏。その一つに迫っていたフィリーズのトレイ・ターナー内野手の数字が思わぬ形で途絶えた。足かけ3シーズンにわたって続けてきた「41」の連続盗塁成功記録。米ファンからはターナーを残念がる声とともに、イチロー氏の凄さを改めて実感するコメントも寄せられている。

24日(日本時間25日)に敵地で行われたレッズ戦。5回2死一、三塁の場面だ。一走がスタート。捕手の二塁送球のタイミングで、三走ターナーが本塁を狙っていた。しかし、捕手スティーブンソンは偽投。引っかかった形のターナーは三本間に挟まれタッチアウトになった。

これで盗塁失敗となったターナー。イチロー氏の記録「45」まで4つ届かなかった。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB公式インスタグラムは「トレイ・ターナーはレギュラーシーズンでの連続盗塁(成功)記録が41で終わった これは2006~2007年のイチロー以降では最長だ」とつづり、2人の写真を並べて記録を紹介していた。

米ファンからは「本盗で終わったなんてクレイジーだ」「悲しいエンディング」など残念がる声があがったほか、「何よりクレイジーなのは、イチローがそれを1年間でやったことだ なんてこった」「イチローが1年のスパンで45盗塁したという事実」など、短期間で記録を樹立したイチロー氏の凄さを再認識するコメントも寄せられている。

MLB公式サイトによると、盗塁死が両リーグで記録され始めた1951年以降の連続盗塁記録は、ビンス・コールマン(カージナルス)の「50」。1988年9月から1989年7月にかけてマークしている。2位がイチロー氏。これは2006年4月29日から2007年5月16日にかけての記録だった。

THE ANSWER編集部

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