イラン製無人機輸出で制裁 米英、ウクライナでロシアが使用

ロシア軍がウクライナの首都キーウの攻撃に使用したイラン製無人機「シャヘド」の残骸=2023年5月、キーウ(ゲッティ=共同)

 【ワシントン、ロンドン共同】米政府は25日、ロシアへのイラン製無人機輸出に関与したとして、イラン国防軍需省のフロント企業など10以上の団体・個人・船舶に制裁を科した。これらの無人機がウクライナで使われたと指摘した。

 英政府も同日、イランに対する追加制裁を発表。無人機製造と関係する4社と2個人が対象で、無人機やミサイルの部品についてイランへの輸出禁止の対象も広げる。

 イランはロシアに無人機「シャヘド」を大量に提供している。米政府はイラン製無人機の製造・輸出のネットワークに制裁圧力を強めている。

 米財務省によると、イラン国防軍需省のフロント企業は「サハラ・サンダー」。

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