神楽衆、踊り手が5年ぶりに練り歩き 北上・更木地区の火防祭

神楽を奉納する子どもたち

 岩手県北上市更木地区の火防祭は21日、行われた。神楽衆や踊り手は5年ぶりに地区内を練り歩き、家内安全や五穀豊穣(ほうじょう)を願った。

 参加者約200人は永昌寺を拠点にみこしや山車と共に公民館4カ所を巡り、神楽(しんがく)や踊りを奉納。太鼓や笛の音、子どもたちのかけ声が青空に響き、笑顔が広がった。

 新型コロナウイルス禍の影響で、地区内を巡るのは5年ぶり。規模は縮小したが、更木火防祭祭典委員会の木戸口文雄委員長(75)は「天気もよく、久々に練り歩けて最高だ」と喜びをかみしめた。

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