衝撃の11戦11発…“大谷翔平2世”は「人間じゃない」 米に現れた二刀流スター

フロリダ大のジャック・カグリオーン【写真:Getty Images】

今季成績は打率.410、25本塁打、OPS1.391…4勝0敗、防御率3.89、奪三振率11.21

“大谷翔平2世”として注目を浴びているフロリダ大の二刀流左腕、ジャック・カグリオーン内野手が、また衝撃のパワーを披露した。23日(日本時間24日)のステッソン大戦に「2番・一塁」で先発し、2本塁打の大暴れ。これで直近11試合で11本塁打となり、「アンビリーバボー!」「彼は大学野球史上最高の選手」と日米ファンも唖然としている。

1本目のアーチは、6点差で迎えた2回1死から生まれた。外角の速球を逆らわずに振り切ると、打球はぐんぐん伸びて左翼席に飛び込む今季24号となった。さらに4回の第3打席でも同じように外角球を強振すると、本人は確信したように歩き出し、左翼スタンド後方まで届く完璧な2打席連発となった。

2本目の一発を見た現地実況は「この男は人間じゃない!」と絶叫。また、フロリダ大野球部公式X(旧ツイッター)が、この本塁打動画を投稿すると、「その気になればいつでもホームランを打てるなんて、さぞかし気分がいいことだろう」「あいつは打席に立つたびにホームランを打つのか? なんという男」「彼は大学野球史上最高の選手だ」「化け物かよ」とファンも続々とコメントした。他にも「シカゴに来るのが待ちきれない」「マーリンズ、この選手を指名すべきだ。そして9月にメジャーに昇格させよう!」と、ドラフト指名を待ち望む声もあった。

21歳のカグリオーンは身長195センチ、体重113キロの体格を誇り、打者としては昨季、バットの反発係数が2011年に定められて以降の全米体育協会(NCAA)シーズン記録を更新する33本塁打を放った。今季はリーグ記録に並ぶ9試合連続アーチを放つなど、161打数で打率.410、25本塁打、OPS1.391をマークした。

投手としても才能を発揮し、8試合に先発して4勝0敗、防御率3.89、奪三振率11.21を記録している、投打二刀流の活躍で、大谷をもじった「ジャックタニ」という愛称もつけられている。

今年のMLBドラフト1巡目有力候補とされ、MLB公式が24日(日本時間25日)に公開したドラフト候補トップ150では全体3位に入った。今後も活躍を続け、上位指名を勝ち取るのか。今後も注目が集まる。(Full-Count編集部)

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