水難事故減に強い味方「ココヘリマリン」を 葉山マリーナが導入 逗子市・葉山町

発信機を手にする葉山マリーナとヘリーハンセンのスタッフ

マリンスポーツ向け捜索支援サービス「ココヘリマリン」が葉山マリーナに導入された。同サービスはもともとAUTHENTICJAPAN株式会社(本社・福岡県)が提供する、山岳遭難捜索サービス「ココヘリ」。GPS(全地球測位システム)で遭難者の位置を特定することで、ピンポイントで発見することができる。

同マリーナ内に店舗を構えるアウトドアブランド「ヘリーハンセン」との縁で、海でのサービスを開始した。同サービスの開始を受け、ヘリーハンセンはGPS発信機を装着できる子ども用ライフジャケットの販売を始めた。

葉山マリーナはクルージングボートやフィッシングボートを貸し出す際に、「ココヘリマリン」を無償レンタルする。

同社の担当者によると、10年ほど前に、帰港予定時間を過ぎても戻らない船の捜索に困難を要したことがあったという。「このサービスがあれば、おひとり様でのご利用でも安心して海に出ていくことができる」と新サービスの効果に期待する。

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