三井不動産 岡崎にアウトレットモール 愛知初、25年秋開業へ

 【三河】三井不動産は25日、愛知県初となるアウトレットモール「三井アウトレットパーク岡崎(仮称)」を5月上旬に岡崎市で着工すると発表した。2025年秋の開業を目指す。2階建ての商業施設には、海外ブランドをはじめ、スポーツ、アウトドア、キッズなど幅広いジャンルの170店舗が集積。高速道路や鉄道の駅に近い好立地を生かし、広域から幅広い世代の集客を見込む。

 建設地は岡崎市池金町、舞木町、本宿町にまたがるエリアで、名古屋鉄道本線本宿駅から徒歩約13分の場所。敷地面積は15万8400平方メートル。店舗棟は延べ床面積約5万平方メートル。物販のほか、イベントなどを行う緑豊かな屋外広場を整備する。子どもが遊べるスペースやペット関連設備も配置。太陽光パネルの設置など環境にも配慮した。

 三井不動産が東海地域で展開するアウトレットモールは三重県桑名市の「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」に続く2施設目で、愛知県では初。同社はアウトレット以外にも商業施設「ららぽーと」などを名古屋市や静岡県磐田市などで展開しており、25年春には安城市で「三井ショッピングパークららぽーと安城(仮称)」の開業も計画している。

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