高校ラグビーワールドユース大会、東明が2年ぶりに出場へ 「自分たちの実力を試したい」【大分県】

サニックスワールドユース交流大会に向けて練習する東明の選手たち=東明高グラウンド
サニックスワールドユース交流大会に向けて練習する東明の選手たち
サニックスワールドユース交流大会に向けて練習する東明の選手たち

 高校ラグビーの国際大会「サニックスワールドユース交流大会2024」(28日~5月5日・福岡)に、県勢の東明が2年ぶりに出場する。海外勢が参加する通常規模では初挑戦となり、石川波潤(はうる)主将(3年)は「楽しみにしている。自分たちの実力を試したい」と意気込んでいる。

 東明は2月にあった九州新人大会パート優勝といった実績を評価され、日本、九州両協会の推薦を得た。全国選抜大会(3月)は2回戦で石見智翠館(島根)に敗れたが、昨冬の全国大会「花園」で初めてBシードに選ばれるなど着実に力を付けている。

 メンバーには17歳以下日本代表経験があるPR平山風希(3年)や、フィジーからの留学生で大型CTBのセニビツ・イリエサ(同)ら、突破力を持つ選手がそろう。攻撃のテンポの良さも特徴で、素早い展開からトライを奪っていく。

 今大会はイングランド、ナミビアのチームに加え、全国選抜大会の王者・大阪桐蔭と同じA組に入った。白田誠明監督は「日本一のチームにどこまで対抗できるか。自分たちの立ち位置が明確になる」と重要な一戦になることを強調する。

 中心選手の一人、ナンバー8のガロビィ・イオセフォ(同)は「体が大きい相手との対戦は楽しみだし、勝ちたい。チームのためにプレーする」と宣言。世界の強豪に挑み、「東明」の名をとどろかせる絶好の機会だ。

<メモ>

 今年の大会には国内外の16チームが出場。4組に分かれてリーグ戦を行い、順位ごとにトーナメントを実施する。昨年度の花園を制した桐蔭学園(神奈川)や準Vの東福岡など、国内の強豪が集う。

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