柴犬が飼い主に猛抗議! 人間のように不満を爆発させるも「かわいさが消えない」

飼い主さんに不満を訴える柴犬(画像はスクリーンショット)

愛犬は飼い主さんに不満を訴えたいとき、動かなくなったり、鼻を鳴らしたり、鳴き声を変化させたり、さまざまな方法で伝えようとします。X(ツイッター)では、クレームが伝わっていないと思ったのか、飼い主さんに意外なやり方でアピールする柴犬が話題に。当時の様子について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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怒りの表現が人間のような柴犬

「昨日体重が○○してたので、ごはんを少し減らしたらめっちゃ怒ってきた」

そんなコメントを添えて投稿された動画には、何かを訴える様子の柴犬が映っています。文句を言っているかのように鳴き声を上げながら、飼い主さんの足を前足でパンチ。どうやら、ごはんが足りなかったと必死にアピールしているようです。

一方、飼い主さんは「ごはん食べたでしょ?」「食べたのに怒ってるの?」など、口々に柴犬をなだめます。その言葉に納得できないのか、柴犬は一生懸命おしゃべりし、再び飼い主さんをパンチ。不満を爆発させる仕草が、まるで人間のようです。

その動画がXで公開されると、9000件以上の“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「私も太ってきてるから、我慢しなさい」「人間さんみたいですね」「ちょっとふくよかさんだから頑張ろ!」「文句言いながら小突いてるwww」「なんだこのかわいいもふもふは! 怒っててもなおかわいさが消えない!」など、多くの声が寄せられています。

まったりするあさむらさん【写真提供:あさむらさん(@shibaasamurasan)さん】

健康診断で体重が増加! 食事量を減らすと…

動画に映っているのは、4歳の柴犬の女の子「あさむらさん」。天真爛漫で穏やかな性格ですが、この日、怒りのアピールをしたのには理由がありました。

実は、春の健康診断に行くと、あさむらさんの体重が前回より増加。先生から「だいぶ成長したねー」と指摘され、飼い主さんはあさむらさんの健康に配慮し、いつもよりごはんの量を少なくしました。

普段ならごはんのあと、完食の報告に来たあさむらさんを褒めるルーティンがあるそう。しかし、量が少ないと感じ、物足りなかったあさむらさんは、飼い主さんに抗議しにきたのです。

「文句を言っても無視していたら、飼い主の足を小突き、語尾を強めに『ワンッ』と怒ったような声を上げていました。それでも無視していると、後ろに回り込んで飼い主の頭を小突いて……」

飼い主さんは、あさむらさんの抗議に根負けし、おやつのジャーキーで手を打つことに。納得したあさむらさんは、おやつを食べ眠りについたそうです。

我慢することを覚え、じっとするあさむらさん(画像はスクリーンショット)

苦手だった病院を我慢できるように 成長したあさむらさん

以前のあさむらさんは、病院が苦手で震えてしまい、飼い主さんに抱っこを求めていたそう。しかし最近では、まだ怖さや不安があるようですが、危害を加えられるわけではないと理解。我慢ができるようになり、健康診断もお利口さんで受診しました。その代わり、帰宅すると甘えてくるのだとか。

「我慢した分、病院に行った日やトリミングに行った日は、2階で寝る飼い主と一緒に寝たがるようになりました。普段は1階のリビングで、“ひとり”で寝ています」

苦手な病院を克服できたあさむらさん。これからもずっと元気で健康に過ごすため、ごはんの量も少しずつ我慢できるようになるといいですね。そんなあさむらさんの普段の様子は、Xのほかインスタグラムアカウント(asamura_3_)のストーリーズでも見ることができますよ。

○取材協力:あさむらさん(@shibaasamurasan)さん

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