故イ・ソンギュン捜査情報流出…検察捜査官を家宅捜索=韓国

違法薬物使用の疑いで捜査途中に自殺を図った韓国人気俳優イ・ソンギュンさんの捜査情報流出疑惑について、警察が最初の報道に検察捜査官が介入した情況を確認し、捜査に着手した。

25日韓国放送局SBSによると、イさん捜査情報流出事件を捜査中であったキョンギ(京畿)南部警察庁は最近、捜査情報流出当事者として、インチョン(仁川)地検所属捜査官A氏を公務上秘密漏えい容疑で立件し、事務所などに対して家宅捜索をおこなった。

故イ・ソンギュンさんの違法薬物使用疑いの捜査関連報道は昨年10月、ある地域メディアを通じて最初に報道され、該当メディアはその後2回にわたって関連単独報道をおこなった。

警察は、A氏が当時警察の内部捜査段階だったイさんの関連捜査内容をメディアに流出したことを把握したと伝えられた。警察は現在、捜査システムでは検察が警察内部捜査情報を把握しにくい点を念頭に、警察内部に追加の関与者がいるかどうか把握している。

警察は、押収物の分析が終わればA氏を被疑者の身分に切り替え、調査を進める予定だ。

これに先立ち警察は先月、イさん捜査情報流出の疑いで仁川警察庁所属幹部級警察官B氏を緊急逮捕し、公務上秘密漏洩と個人情報保護法違反の疑いで拘束令状を申請した。

B氏は、イさんの事件を捜査していた仁川警察庁麻薬犯罪捜査界が作成した捜査進行報告書を外部に流出した疑いを受けている。他部署所属のB氏は警察の調査で犯行を認めた。

裁判所はB氏が犯行を認めており、主要証拠が収集された点を考慮し、拘束の必要性が認められないとB氏に対する令状を棄却した。

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