アマゾン、インディアナ州にデータセンター建設 110億ドル投資

[25日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムのクラウド事業を手がけるアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は25日、インディアナ州に110億ドルを投資してデータセンターを建設すると発表した。少なくとも1000人の雇用を約束した。同州にとって過去最大の設備投資となる。

アマゾンは同州で既に強力なプレゼンスを築いており、2万6000人のフルタイムおよびパートタイムのスタッフを雇用している。

新施設はインディアナ州中北部のセントジョセフ郡に建設され、クラウドコンピューティングや生成AI(人工知能)向けのコンピューター機器が設置される。建設するセンターの数は明らかにしなかった。

大手テクノロジー企業の間ではこの1年、オープンAIの「チャットGPT」のようなアプリケーションを動かすために必要なデータセンターを建設する動きが活発化している。

インディアナ州はアマゾンのデータセンターに対して、売上税免除や雇用者数に応じた税額控除などのインセンティブを提供するという。

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