母の日に感謝を込めて… クレマチス出荷最盛期 福島県相馬市

クレマチスの出荷作業に励む高玉さん夫婦

 福島県相馬市塚部の花卉(かき)農家高玉恵治さん(71)方で、母の日などの贈答用として近年人気が高まっているクレマチスの出荷が最盛期を迎えている。

 ビニールハウス内には、白と濃いピンク色の花弁が特徴の本県オリジナル品種「エール フクシマ」と、姉妹品種で花弁にピンク色の濃い筋がある「アイ フクシマ」、八重咲きの「はるかすみ」など15品種が並んでいる。高玉さんと妻弘美さん(70)らが、不要な葉を取り除き、見栄えを整えている。

 今年は春先の高温で1週間ほど生育が早いという。高玉さんは「国内外での広がりを目指している。多くの人に楽しんでもらいたい」と話している。作業は5月末まで続き、全国の市場に出荷される。

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