クラウドファンディングで募った資金で樹勢回復に取り組んでいる福島県猪苗代町の磐椅(いわはし)神社にある「大鹿桜」が咲き始めた。25日は五分咲きで、大型連休中に見頃を迎えそうだ。
神社によると、大鹿桜は平安時代に村上天皇の勅使が京都から持ち帰って植えた桜の子孫とされる。会津五桜にも数えられているが、幹の一部が壊死(えし)したり、大枝が雪害で折れたりするなどし、樹勢がなくなっていた。集まった資金で昨年11月から3年かけて樹勢回復を目指している。
大きな花が咲き始め、25日は観光客が花見を楽しんでいた。