ベアーズが全体1位で南カリフォルニア大学のQBケイレブ・ウィリアムズを指名

シカゴ・ベアーズから全体1位でドラフト指名を受けた南カリフォルニア大学のケイレブ・ウィリアムズ【AP Photo/Jeff Roberson】

数カ月にわたってドラフト1位指名候補と見られていたクオーターバック(QB)ケイレブ・ウィリアムズが、正式にウィンディシティーに向かうことになった。

現地25日(木)、シカゴ・ベアーズが2024年NFLドラフトの全体1位でウィリアムズを指名している。

世代を代表する才能だと評価されている南カリフォルニア大学のウィリアムズは、2022年にハイズマントロフィーを獲得して以来、ドラフト全体1位指名の可能性に触れられてきただけの、まれな特質を持っている。

ウィリアムズにはポケットでの鋭い認識力と、プレーを延長し、驚くべき走りをまるで平凡なもののように見せる機動力がある。身長約190cmのウィリアムズは正確性と速さを兼ね備え、フィールドのいかなるところにもボールを届けることが可能だ。

22歳のウィリアムズには直感的なパスと、足によるダイナミックなプレーメイキング能力がある。プレッシャーを回避し、時間を稼ぎ、グラウンドでビッグプレーを生み出す選手だ。パスの才能とラッシングの能力によって、ウィリアムズはクオーターバックのトッププロスペクトとなっていた。

しかし、すべての新人クオーターバックと同じように、ウィリアムズもまだ成長の途上にある。時にボールを長く持ちすぎ、ビッグプレーを狙いすぎるところがある。そういった特質から、カレッジ時代には多くのサックを受けてきた。容易なチェックダウンより、ラッシング能力に頼ろうとする部分もある。ビッグプレーを狙う選手がNFLレベルで立ち枯れてしまうことはよくあり、ウィリアムズはオフェンスの計画内でより一貫性を持つ必要があるだろう。

ベアーズはウィリアムズの大きな好転がクオーターバックポジションの不毛さを終わらせることに賭けている。

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