スルガ銀行の訴えを退ける 創業家などに損害賠償求めた裁判 静岡地裁

関連企業への融資を巡り、スルガ銀行が創業家を含む4人に損害賠償を求めた裁判で、静岡地裁は銀行側の訴えを全面的に退けました。

訴状などによりますと、スルガ銀行は創業家が代表を務める美術館への寄付の一部が創業家の関連企業に流れ、銀行への負債の返済に充てられたと指摘。

その上で創業家を含む4人に対し、阻止する責任義務を怠ったなどとして26億4400万円余りの損害賠償を求めていました。

25日の判決で静岡地裁は「寄付によって損害が生じたとは言えず被告らが取締役としての責任を怠ったとも言えない」として銀行側の訴えを棄却しました。

銀行側の弁護士は今後、控訴を検討するとしています。

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