待ってた!春の贈り物 鶴岡・湯田川で孟宗収穫始まる

春の味覚・孟宗の収穫が始まった湯田川地区=鶴岡市

 鶴岡市を代表する春の味覚・孟宗(もうそう)竹の収穫が主産地の同市湯田川地区で始まった。25日にはJA鶴岡湯田川孟宗部会(佐藤久男会長)による集荷がスタートした。今年は収穫量が多い「表年」に当たり、集荷場所には朝採りの孟宗が続々と運び込まれた。

 部会員らが所属する「御殿山会」は25日午前5時ごろから6人で作業し、急な斜面でくわを振るった。集荷場所には午前6時半ごろからみずみずしい孟宗がずらりと並び、佐藤会長は「えぐみがなく、柔らかい孟宗をぜひ味わってほしい」と話していた。

 同JAによると、裏年だった前年に比べて約2倍の12トンの収穫を見込む。一部でイノシシによる食害が見られるが、平年並みの生育で品質は良好という。

 直売所は同JAキャッシュサービス湯田川内に開設し、27日から5月下旬まで毎日営業する。営業は午前7時半からなくなり次第終了。整理券は午前6時半から配布する。問い合わせは直売所の専用電話070(6955)4594。

© 株式会社山形新聞社