「どうやったの!?」山本由伸の超美技にMLB公式が笑撃ツッコミ! 打球速度168.6キロの強烈ライナーを“顔面付近”でスーパーキャッチ!

日本人ルーキーの”超美技”に鋭いツッコミが飛んだ。

現地4月25日、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸が敵地でのワシントン・ナショナルズ戦に今季6度目の先発登板。6回(97球)を投げて4安打7三振1四球、無失点に抑える好投で2試合連続のクオリティスタート(QS)も達成。チームが2対1で競り勝ち、日本人右腕に白星が付いた。

今月6日のシカゴ・カブス戦以来、2勝目を飾った山本。だがこの日は、ピッチング以外にも球場を沸かせたシーンがあった。

5回表、先頭打者のエディ・ロサリオをカウント1-2と追い込んだ4球目だ。真ん中付近に投じたスプリットを強烈に弾き返された打球が、山本の顔面付近に飛んだ。打球速度104.8マイル(約168.6キロ)を記録したボールが、あわや直撃かと思われたが日本人右腕は体勢を崩しながら顔面の真横で打球を見事にダイレクトキャッチ。敵地観衆からも、この好プレーに拍手が沸き起こった。

山本の状態を心配したテーブ・ロバーツ監督が一度はマウンドに向かったが同投手は笑顔で対応し、問題ないことをアピール。このあと2者連続三振に斬って取り、右腕はベンチに戻るとロバーツ監督と握手を交わし、「2番・指名打者」で先発出場した大谷翔平とはハイタッチで喜び合った。
沢村賞右腕が咄嗟に披露した抜群の反射神経に、MLB公式サイト『MLB.com』もすぐさま反応を示している。同SNSに山本がスーパーキャッチした場面を共有すると、文面に「ヨシノブ・ヤマモトは、どうやってこのプレーをしたんだ!?」と鋭くツッコミを入れるほど、超絶プレーに喝采を送った。

他にも、普段はあらゆる変化球を専門的に分析している米投球分析家のロブ・フリードマン氏も、このシーンに興味津々。「ヨシノブ・ヤマモトのグラブが命を救った」と言及しながら、「バットから104.8マイルのボールがかっ飛んだ」と指摘し、一歩タイミングを外せば大怪我につながりかねない打球だと肝を冷やした。

思いがけないビッグプレーが飛び出した山本。この日は3試合ぶりの無失点に抑える力投で防御率は3.54に下がり、WHIPは1.07に改善。背番号18が大きな存在感を見せつけた。

構成●THE DIGEST編集部

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