東京湾で唐津の食材堪能 クルーズ船で「ファンの集い」

東京湾を巡る「シンフォニークルーズ」のレストランで開かれた唐津ファンの集い=東京都

 首都圏で唐津市の魅力を発信する「唐津ファンの集い」が21日、東京湾を周遊するクルーズ船のレストランで開かれた。約140人が参加し、唐津産のマダイやイノシシなど海と山の幸をふんだんに使ったコース料理を堪能した。

 唐津市厳木町出身で「銀座季楽」元総料理長の吉野好宏さん(77)が郷土の魅力を知ってもらい、交流人口拡大につなげようと催し、34回目となった。

 ホウレンソウのソースを合わせた唐津産天然マダイのグリルや、唐津市内で捕獲されたイノシシ肉の白ワイン煮込みなどが提供された。船内では沖縄民謡やピアノの演奏もあり、来場者は窓からの東京湾の景色を眺めながら、料理と音楽の共演を楽しんだ。

 吉野さんは「34回もよく続いたと思う。世界に目を向けると戦争など暗いニュースも多いが、今日は唐津の食材を味わって晴れやかな気分になってもらえたら」と話した。(大橋諒)

唐津市内で捕れたイノシシ(右)の白ワイン煮込み

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