【早出し】飯豊・白川湖で水没林ライトアップ 神秘的な光景広がる

ライトアップされ、暗闇に浮かび上がった水没林=飯豊町・白川湖

 飯豊町にある白川湖の水没林がライトアップされている。湖面に浮かぶように伸びるヤナギの木々が暗闇に照らし出され、静寂に包まれた湖畔を神秘的に彩っている。5月18日まで。

 水没林は雪解け水による増水で、3月下旬から約2カ月間だけ現れる光景。ライトアップは、森林を生かした観光振興を目指す飯豊町中津川の森人会と、町内の若者でつくる「いいで未来カフェ」のアウトドアチームが昨年初めて実施し、今年から本格化した。

 照明には高出力の発光ダイオード(LED)を10基使用し、期間中の土日と大型連休期間(27日~5月6日)には、近くにバーや出店を構えて来訪者を迎える。妻と訪れた同町椿、会社員島貫雅也さん(48)は「日中はすがすがしい感じだけど、夜も幻想的で素晴らしい」と話していた。

 ライトアップは午後6時半~9時(荒天時は中止)。バーの出店日には車1台につき千円の協力金(利用クーポン付き)を集め、周辺環境の整備に役立てる。

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