新緑の中、ぐんぐん舟下り 戸沢・児童ら安全運航祈願祭

最上峡の景色を楽しむ戸沢学園の児童=戸沢村

 「最上川舟下り」の安全運航祈願祭が25日、戸沢村古口の戸沢藩船番所で行われ、関係者約100人が今年の無事故と利用客増を祈願した。

 出羽三山神社の山伏による神事に続き、運営する最上峡芭蕉ライン観光の鈴木富士雄社長が「四季を感じる最上峡で働く喜びをかみしめている。社員一同、意識を高めて安全運航に努める」とあいさつ。同村の義務教育学校戸沢学園の4年生28人が「最上川舟唄」を元気よく歌い上げた。

 式典後、児童と関係者らが新緑の広がる最上峡で舟下りを楽しんだ。同学園4年の土田理玖君(9)は「景色を見ながら、みんなでごはんを食べて楽しかった」と話していた。同社の昨年の利用客は約5万人で、今年は約6万8千人の誘客を目指す。

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