河南省汝州市の市街地に設置された電気自動車の充電ステーション。（1月9日撮影、汝州＝新華社記者/魯鵬）
【新華社鄭州4月26日】中国送電大手、国家電網傘下の国網河南省電力はこのほど、河南省の2024年第1四半期（1～3月）の電力消費量が前年同期比8.3％増の1052億キロワット時に上り、伸び率は23年通年の4.6％を3.7ポイント上回ったと明らかにした。
電力消費量は経済・社会発展のバロメーターである。同省は1～3月、工業生産が安定成長を遂げ、「新たな質の生産力」（科学技術イノベーションが主導し、質の高い発展を促す生産力）がモデル転換と高度化をけん引し、関連する産業チェーンの電力消費量が大きく伸びた。ハイテク・設備製造業は6.0％増となり、うち自動車製造は47.1％、汎用設備製造業は8.4％それぞれ増加した。消費財製造業は8.0％増だった。
年初以降、人々の外食、ショッピング、観光、宿泊需要が大幅に増え、オンラインとオフライン消費は深く融合し、サービス業経済は着実に上向き、新モデル・新業態が経済の発展に新たな推進エネルギーを与えた。3次産業の1～3月の電力消費量は14.0％増となり、伸び率は23年通年を1.5ポイント上回った。
同省では、家庭の電気化、自動化、スマート化、グリーン（環境配慮型）化レベルが大幅に向上した。1～3月の家庭向け電力消費量は13.8％増の258億8千万キロワット時だった。充電スマートサービスプラットフォーム「中原智充」によると、1～3月の電気自動車（EV）充電・電池交換サービス業の電力消費量は44.1％増の5億3千万キロワット時に上った。
