サーフィン 初の日本代表 世界大会へ 幸区出身 清水ひなのさん 川崎市川崎区・川崎市幸区

3位のトロフィーと賞状を手にする清水さん

幸区戸手出身の女子高生・清水ひなのさん(17)が、4月12日から14日にかけて高知県で開かれた「ジュニアオープンサーフィン選手権大会」で3位に輝き、U18(18歳以下)の日本代表「波乗りジャパン」に初めて選ばれた。5月3日に中米エルサルバドルで開幕する世界ジュニア選手権大会に出場する。「初めての日本代表に選ばれてうれしい。海外の海でメダルを目指したい」と笑顔を見せる

日本代表の切符をかけ18歳以下の国内トップ選手が集まった同大会。清水さんは、「うまく波に乗れた」と予選では高い得点を獲得したが、勝ち上がった4人による決勝戦では、波のコンディションの変化に戸惑ったという。「陸から見ても良い波がどこにあるのか分からなかった。海に入っても迷子になったようで」と満足いくライディングできず、3位には食い込んだが「優勝が狙えたのに悔しい」と唇を噛んだ。

昨年9月にプロ資格を取得した清水さん。冬のオフシーズンは、プロ選手を対象にした海外大会への挑戦を視野に入れ、大きな波にも負けない体づくりを中心にトレーニングを積んできた。今季の初戦となった同大会。「体の切れは良かった。冬場のトレーニングの成果は出た」と成長を実感したという。

双子で世界に挑戦

清水さんは双子の姉のひなたさんと高校へ入学する一昨年から、サーフィンに専念するため千葉県で2人暮らしを始めた。早朝から日が暮れるまで練習に励み、自分たちで練習メニューを考え食事の栄養管理も行うなど、2人で切磋琢磨しながらトップ選手へ実力を高めている。

今大会、ひなたさんは準決勝で敗退してしまったが、今年は、2人で海外の大会に挑戦する予定。より厳しい環境でレベルアップを目指す。

© 株式会社タウンニュース社