【全文】「県民の声に誠実に耳傾け」熊本県の木村敬新知事の就任挨拶 臨時議会では副知事2人の人事案も全会一致

4月16日に就任した木村敬新熊本県知事にとって、初の議会となる熊本県議会の臨時会が開かれた。
木村知事は「県民との相互信頼を築きながら県政の発展に向け全力を尽くす」と決意を述べた。

副知事2人の人事案も全会一致で同意

4月16日に知事に就任した木村敬新熊本県知事は、4月23日に開かれた熊本県議会の臨時会で就任にあたっての決意を述べた。

また、副知事に県病院事業管理者の竹内信義氏と、前の土木部長亀崎直隆氏を充てる人事案が提案され、全会一致で同意された。
このほか蒲島前知事による任期中の専決処分なども承認され、臨時議会は閉会した。

2月議会で可決された2024年度の一般会計当初予算は、知事の交代を見据え必要最小限の経費を盛り込んだ総額7707億円の「骨格予算」となっていて、木村知事の政策を反映したいわゆる「肉付け」予算は6月の補正予算に盛り込まれる予定だ。

木村敬新熊本県知事 就任挨拶

木村敬熊本県知事:
臨時県議会の開催にあたり、一言をご挨拶申し上げます。この度、多くの県民の皆様の負託をいただき、熊本県知事に就任いたしました。県民の皆様のご期待を厳粛に受け止め、改めて職責の重さを感じ、身の引き締まる思いでございます。

熊本県は今、熊本地震や令和二年7月豪雨災害からの創造的復興が着実に進むとともに、TSMCの進出を契機とした、将来の発展に向けたよき流れの中にあります。蒲島県政で築かれてきたこのよき流れをより強く、より大きくし、県民の皆様の声に誠実に耳を傾けながら、熊本新時代を切り開いてまいります。

「待ったなし」の課題取り組む

木村敬熊本県知事:
地下水保全や渋滞対策、五木村相良村の振興をはじめ、「待ったなし」の課題には時間的緊迫性を持って、しっかりと取り組んでまいります。県議会の皆様、そして県民の皆様との相互信頼を築きながら、県政の発展に向け全力を尽くしてまいる所存でございます。

県議会の皆様方におかれましても、格別のご支援、ご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。なお、今臨時会議は人事案件並びに専決処分の報告・承認案件をご提案申し上げます。よろしく御審議いただきますよう申し上げます。また私の施政演説につきましては、補正予算とともにまた6月議会にで申し上げたいと思っております。

(テレビ熊本)

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