中国のシボ族夫婦、先祖の「西遷」の旅路を馬でたどる

中国のシボ族夫婦、先祖の「西遷」の旅路を馬でたどる

馬に乗って進む永挺挺さん(左)と呉景景さん(中央)。(3月31日撮影、瀋陽=新華社記者/竜雷)

 【新華社瀋陽4月26日】中国の少数民族の一つ、シボ族は遼寧省瀋陽市の瀋北新区を主な居住地とし、現在も全国最大の2万人余りのコミュニティーを形成している。今から260年前の1764年、シボ族の4千人余りが辺境の防衛のため、15カ月かけて現在の新疆ウイグル自治区にたどり着き、駐屯生活を開始した。

中国のシボ族夫婦、先祖の「西遷」の旅路を馬でたどる

馬に乗って進む永挺挺さん(左)と呉景景さん。(3月31日撮影、瀋陽=新華社記者/竜雷)

 シボ族の「西遷」260周年に当たる今年、新疆のシボ族夫婦、永挺挺(えい・ていてい)さんと呉景景(ご・けいけい)さんは馬に乗って瀋陽へとやって来た。しばらく滞在した後、先祖と同じ道をたどって新疆に戻ることを決めた。瀋陽を出発した夫婦は遼寧省彰武県、内モンゴル自治区通遼市などを経由し、かつての「西遷」の道を進んでいる。(記者/崔師豪、竜雷)

中国のシボ族夫婦、先祖の「西遷」の旅路を馬でたどる

馬の世話をする永挺挺さん。(3月10日撮影、瀋陽=新華社記者/竜雷)

中国のシボ族夫婦、先祖の「西遷」の旅路を馬でたどる

馬の世話をする永挺挺さん。(3月10日撮影、瀋陽=新華社記者/竜雷)

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