長崎市の子育て応援アプリ 「イーカオ+」がリリース 予防接種のスケジュール管理も可能

 長崎市は、母子の健康管理や予防接種のスケジュール管理ができる子育て応援アプリ「イーカオ+(プラス)」の運用を始めている。来年3月には情報サイト「イーカオ」もリニューアル。「子育てしやすい環境」の整備につなげる。
 市の重点政策の一つ「少子化対策アクションプラン」の一環。アプリは他自治体の母子手帳電子化の動きなどを受け、家庭の負担を軽減しようと2月14日にリリースした。3月末までに約700人が利用している。
 利用の対象は小学生までの子を持つ保護者。子育て中の職員の意見を参考に、子育てに特化したスケジュール管理や情報集約ができるよう構成した。子どもの生年月日を登録すると、年齢に応じた情報がプッシュ通知で届く。居住地近くの子育て施設や医療機関の検索もできる。
 市はアプリの機能充実を検討。将来的には母子手帳の完全電子化を目指す。
 ほかに関連事業として、子育てを応援する企業や団体を認定する「イーカオサポーター制度」のほか、「子育てガイドブック」「孫育てガイドブック」の作成など、事業費3400万円を本年度一般会計当初予算に計上している。

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