ポートタワー、2年半ぶりリニューアルオープン! 360度見渡せる屋上デッキも登場

神戸ポートタワーのリニューアルオープンを祝ってテープカットをするゆかりのキャラクターら=26日午前、神戸市中央区波止場町(撮影・斎藤雅志)

 ミナト神戸のシンボル「神戸ポートタワー」(神戸市中央区)が26日、約2年7カ月の改修を終えてリニューアルオープンした。地上約100メートルの屋上で360度を見渡せるデッキが整備され、神戸港や街並み、六甲山を望む新たな観光スポットになる。同日は行列ができ、訪れた人は屋上からの絶景に歓声を上げた。

 1963年開業の同タワーは赤く優美な鼓形で知られる。2021年9月から耐震補強などの改修のため営業を休止していた。

 タワーは地上1~4階の「低層フロア」と、エレベーターで上る高層の「展望フロア」(1~5階)がある。展望フロア5階から上る屋上デッキは1周約43メートルの回廊で、天井がなく潮風が感じられる。

 26日は記念式典があり、タワーの高さ「108メートル」にちなみ108人によるテープカットで祝福。屋上デッキに上った人は笑顔で写真を撮りながら景色を堪能した。神戸市須磨区の坂本政夫さん(72)は空を見上げ「この高さでこの開放感は最高。また来て夜景も見てみたい」と話した。

 営業は午前9時~午後11時。年中無休。低層フロアは入場無料。展望フロアは日時指定の予約制で大人千円、小中学生400円。屋上デッキは別途、大人200円、小中学生100円が必要。予約は同タワーのホームページで。総合インフォメーションTEL050.1720.4992 (岩崎昂志)

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