チャージャーズが全体5位でノートルダム大学OTジョー・アルトを選択

ロサンゼルス・チャージャーズからドラフト指名を受けたノートルダム大学のジョー・アルト【Todd Rosenberg via AP】

クオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートが強く必要としていたフロントサイドの守りを得ている。

現地25日(木)にデトロイトで行われている2024年NFLドラフトで、ロサンゼルス・チャージャーズがノートルダム大学のオフェンシブタックル(OT)ジョー・アルトを全体5位で指名した。

アルトにはおそろしいほどの身体能力がその血に受け継がれている。父ジョン・アルトはかつてカンザスシティ・チーフスに所属したプロボウル選出のタックルであり、兄マーク・アルトは元NHL選手だ。信じがたいことに、ジョーは高校時代にタイトエンド(TE)をプレーしており、ノートルダム大学加入が決まる前に、1試合でレフトタックルを務めたことがあるのみだった。本来の意味でのフレッシュマン時代に、ノートルダム大学の先発の座を引き継いでいる。

いくらかの成長の苦しみを経験した後、アルトは過去2シーズンでカレッジフットボールのベストブロッカーの1人に成長。2022年から2023年に合わせて25試合に先発し、その期間にサック1回しか許していない。

身長約207cm、体重約145kgという恵まれた体格を持ち、86cmの腕と25cmの手を持つアルトは、腕を広げると210cmという幅を誇る。とは言え、それだけのサイズを持つタックルのほとんどには、アルトのような動きは不可能だ。アルトは多くの場合でスクリーンをリードし、即座にディフェンスのセカンドレベルに達する。

チャージャーズがアルトに何をさせるかはこれから決断されることだが、何年もオフェンシブラインに希望を求め、ハーバートの負傷という形で不備の代償を払わされた彼らは、最も価値ある資産を、ハーバートを守ることを使命とするグループに投じている。

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