ポーランドの米核兵器受け入れ議論、ロシア「危険なゲーム」と警告

[モスクワ 25日 ロイター] - ロシア政府は25日、ポーランドが米国の核兵器配備の可能性を検討することで「非常に危険なゲーム」を行っていると警告した。

ポーランドのドゥダ大統領はこれに先立ち、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の核兵器を国内に配備する可能性について5月1日にトゥスク首相と協議すると明らかにしていた。

ドゥダ大統領はこれまでもそうした状況に備える用意があるとの立場を示しており、トゥスク首相は大統領からの明確な説明が必要だと述べていた。

ロシア通信(RIA)によると、リャブコフ外務次官はこうした議論は挑発的だと指摘。「状況が一段とエスカレートするような道をたどれば、さらなる緊張を引き起こす。このゲームは非常に危険で、その結果を予測するのは難しいだろう」と述べた。

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