ジャイアンツが全体6位でルイジアナ州立大学のWRマリク・ネイバースを指名

ニューヨーク・ジャイアンツからドラフト指名を受けたルイジアナ州立大学のマリク・ネイバース【AP Photo/Jeff Roberson】

クオーターバック(QB)を狙っていると言われていたニューヨーク・ジャイアンツだが、結果としてチームは全体6位にとどまり、ルイジアナ州立大学のワイドレシーバー(WR)マリク・ネイバースを指名している。

次善の策ではあったかもしれないが、ヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールとジェネラルマネジャー(GM)ジョー・シェーンにとっては悪くない選択だ。ネイバースは苦境にあったQBダニエル・ジョーンズが長く望んできたプレーメーカーに成長する可能性を秘めている。QBドレイク・メイがニューイングランド・ペイトリオッツにさらわれたのを受け、ジャイアンツは現QBの助けになる選手を選ぶことに切り替えた模様だ。

ネイバースはハイスクールのシニアシーズンを逃し、ルイジアナ州立大学のフレッシュマン時代にはまばらにしかプレーしていないものの、過去2シーズンではチームのスターとして活躍してきた。

ディフェンスの3つのレベルすべてにアタック可能なネイバースは、タックルに対してきわめてタフな選手だ。優れたコンタクトバランスによって、キャッチ後のランに関してはほぼランニングバックのような印象を受ける。フィジカルな部分の戦いになると弱い部分があるが、鋭さと過小評価されがちなストレングスによって戦うファイターでもある。

早ければルーキーシーズンにもジャイアンツでナンバー1の役割を担う可能性がある選手として、ネイバースはNFLにやってくる。ジャイアンツのWR陣はサイズでは小さめではあるが、ヤード・アフター・キャッチのポテンシャルに関しては、恐ろしいほどのものを秘めている。

ジョーンズにニューヨークでの長期的な未来があるか否かはともあれ、短期的にはネイバースがジョーンズの助けになるだろう。ジョーンズが来るシーズンに巻き返せなかった場合、他のクオーターバックがこの優秀なレシーバーと組むという幸運を得るかもしれない。

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