「鏡月Green」を芸人志望の家主と「宅飲み」 渋谷に現れた緑一色の「あの人の家」

サントリー(東京都港区)は、『居酒屋「あの人の家」presented by 鏡月Green』を2024年4月25日~29日の5日間限定で、渋谷「n_space」(東京都渋谷区)にオープンしている。

家主の友達として参加できる「没入体験」が特徴だという。家の中で、芸人志望の「吉田」、タロット占いを副業にしている先輩「鈴木」などの愉快な家主との会話を楽しみながら、「宅飲み」を楽しむ。編集部が体験取材した。

「お待たせ、お菓子買ってきたよー」

渋谷スペイン坂のほど近くに現れた、外観が緑一色の家。案内されるまま中に入ると、「何がなんでも笑わせろ」「ぐいぐいいけ!」などと書かれた紙が壁中に貼られた部屋で、家主を待つことになった。その人は、「実家のおかん」が月2回来るらしい芸人志望の「吉田」さんだ。

「お待たせ、お菓子買ってきたよー」と買い物袋を見せながら入ってきた吉田さん。そのまま席につき、焼酎「鏡月Green」の炭酸割りを作る。

「吉田家」では、作ったドリンクに調味料をカスタムして飲むのが主流だそうだ。吉田さんが出してきた調味料は、さんしょうやブラックペッパー、コーヒーゼリーなど11種類ある。

吉田さんが持ってきた調味料

記者は、さんしょうをトッピングした。

さんしょうを入れた鏡月Green

混ぜて飲んでみると、少ししょっぱさがある中に、鏡月Greenの味がほんのり。アルコールの風味がさんしょうで中和され、クリアに飲めてしまう。

飲みながら、吉田さんのネタを鑑賞した。五十音の中から好きな文字を一つ選ぶと、それに合わせたネタを披露してくれる。「ネタばれ」になるので、ネタの中身はご容赦いただきたい。

ネタを披露する吉田さん

「宅飲み」コンセプトの背景

吉田さんに聞くと、「初めて会う人達と友達という設定で接する上で、相手は緊張していることが多いので、緊張をほぐさないといけないのが大変」と話していた。

サントリーのスピリッツ本部、松浦健太さんに「宅飲み」をコンセプトにした理由をたずねた。

「鏡月Green」は、レモンサワーやウーロンハイの「割物」に使用されているイメージが一般的には強く、店で提供されても、中に入っている焼酎が鏡月Greenだと気づいてもらえないという。しかし宅飲みなら、コンビニエンスストアやスーパーで、「鏡月Green」だと認知された上で購入され、飲まれることが多い。そこが、コンセプトのベースにある。

宅飲みならではの、家にある調味料を使用した鏡月Greenのアレンジも考えたと話してくれた。

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