「水を大切に米作り」氷見市の農家に笑顔 能登半島地震で破損の農業用パイプラインが応急復旧

能登半島地震で被害を受けた氷見市で、田んぼに水を供給するパイプラインが応急復旧して、26日から給水が始まりました。

通水で流れる水音

「ジャー」

26日は、通水が始まった氷見市島尾で、稲作農家などが用水路を水が流れていく様子を見守りました。

高岡市の五位ダムから水を引くパイプラインは、能登半島地震の影響で壊れ、コメ作りへの影響が心配されていましたが、北陸農政局などが対応し、田植え前に仮復旧しました。

農事組合法人 島尾営農組合 堀井重則組合長

「水を大切にするよう努めたい。今年も稲作を真剣にしなくてはいけないと思っている」

このパイプラインは、氷見市のおよそ6割にあたる1700ヘクタールの田んぼに水を供給しています。

県によりますと、氷見市では25日までに農業用水路およそ1000キロが応急的に復旧していて、2024年秋以降に本格的な復旧が行われるということです。

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