メルカリで300円でも売れなかった「巨大な物体」 即解決したサイトに注目集まる

メルカリで売れなかった「鹿のはく製」の売り方がX上で話題になっています。

投稿したのは、Xユーザーの松村(@Trade_2017)さん。

当ポストは2024年4月23日時点で1万件を超えるいいねを集めるなど話題となっています。

鹿肉の事業で使ったはく製が話題となったことに関連し、記事後半ではジビエとして利用される野生鳥獣肉の量や金額についても紹介します。

※投稿された写真は【写真4枚】をご参照ください。
※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

メルカリで300円でも売れなかった「大きな鹿のはく製」

売りに出した鹿のはく製

「メルカリで300円でも売れなかった鹿の剥製。ジモティーに出したら、軽トラで取りに来てくれたので実質無料で処分が出来ました」

そんなエピソードとともに投稿されたのは3枚の写真でした。

底に写っているのは、大きな「鹿」のはく製。長いツノが生えた鹿のはく製は存在感があり、状態はとても良さそうに見えます。こうしたはく製をゴミとして捨てるのは気が引けますし、不要になった際は処分に困ってしまいそうですね。

松村さんは、当初「メルカリ」に最低価格の300円で出品しましたが、買い手がつくことはなかったといいます。そこで「ジモティー」に出品すると、あっという間に引き取り手が見つかりました。

鹿肉を使った事業を立ち上げる際に、譲ってもらったはく製だった

売りに出した鹿のはく製

松村さんにお話をうかがうと、「大きな鹿のはく製」を入手したのは2019年頃だったといいます。

「鹿肉を使ったペットフード事業を立ち上げたときに関係者の方からお声がけ頂き、無償で譲って頂くことになりました」と説明してくれました。その際は、事業拠点のあった徳島県から岐阜県まで、軽トラで引取りに行ったそうです。

そんな鹿のはく製を手放すことになったきっかけについては「コロナ問題が発生し、事業撤退を余儀なくされた時に手放す事を決めました」と説明。

「善意でいただいたものを捨てるのは気が引けた為、メルカリで出品しましたが、ずっと売れなかったのでジモティーに出品しました」とのこと。鹿の新たなオーナーが無事見つかり、一安心の結果となりましたね。

ジモティーでは「当日に引き取り手が見つかった」

売りに出した鹿のはく製

見る者の視線を惹く「大きな鹿のはく製」。ジモティーに出品すると、驚くことに出品当日に引き取り手が見つかったといいます。

鹿のはく製のエピソードが投稿されると、ポストにはたくさんの反響がありました。

コメント欄には「なるほど、そういう使い方があるのか」「非常にいい情報を手に入れた」といった驚きの声や、「きれいなはく製だし本当にすごいな」「これ、欲しい!」といった羨望の声も集まっています。

松村さんも「人形や剥製など『生き物の形をした物体』を捨てる事には抵抗(罪悪感)があったため、新しいオーナーに引き取られて行って安心しました」と胸中を明かしてくれました。

メルカリで300円でも売れなかった鹿の剥製。

ジモティーに出したら、軽トラで取りに来てくれたので実質無料で処分が出来ました🦌 https://t.co/0cxg7Feetf pic.twitter.com/Jy80XSZmYc

— 松村@カンボジア🇰🇭と東京🇯🇵と兵庫🇯🇵 (@Trade_2017) April 14, 2024

食材として利用される野生鳥獣の量と金額

鹿肉に関する事業で使用した「鹿のはく製」の処分方法が大きな話題となりました。ここからは、野生鳥獣のジビエ(食材となる野生鳥獣肉)の利用量について紹介します。

農林水産省の「令和4年度野生鳥獣資源利用実態調査」によると、食肉処理施設が処理した野生鳥獣の、ジビエ利用量は2085tである事が明らかとなっています(令和4年度)。そのうち食肉として販売された量は1332t。イノシシは442t、シカは871tという結果です。

なお、食肉処理施設で「野生鳥獣を処理して得た金額」は40億7500万円となっており、そのうち「食肉の販売金額」は、34億1600万円です。さらに詳しく見ていくと、イノシシは14億2800万円、シカは18億8600万円であることがわかりました。

Xではカンボジアでの事業に関する情報も発信中

いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「メルカリで売れなかった鹿のはく製」を紹介しました。

カンボジアでの1枚

投稿者の松村さんは、株式会社ナナミスター・ナナミスターカンボジア「Nanamistar (Cambodia) Co., Ltd.」にて、カンボジアでの肥料の製造・販売の事業をおこなっています。

Xアカウントでは事業に関する情報も発信されているので、気になる方はチェックしてみてください。

参考資料

  • @Trade_2017
  • 農林水産省「令和4年度野生鳥獣資源利用実態調査結果」

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