【MLB】オリ元同僚・メネセスも山本由伸の投球に脱帽 「明らかに我々は何もできなかった」 6回無失点7Kで2勝目

ドジャース山本由伸投手が25日(日本時間26日)、敵地でのナショナルズ戦に先発登板し、6回4安打無失点1四球7奪三振で2勝目を挙げた。防御率は3.54。試合は2-1でドジャースが勝ち、このカードをスイープした。

なお、「2番DH」でスタメン出場した大谷翔平投手は4打数無安打に終わり、連続試合安打は9で止まった。

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■ロバーツ監督も満足「エリートクラスの速球」

山本は初回を3者凡退で退け、順調なスタートを切った。3、4回と2イニング連続で二塁打を許したほか、6回には連打で得点圏に走者を背負うなどピンチも招いたが、いずれも後続を断って無失点でしのいだ。

6回97球を投じ、4安打無失点1四球7奪三振と力投した山本。その後はバトンを渡した救援陣が踏ん張り、2勝目を手にした。

デーブ・ロバーツ監督は試合後、山本の投球について「速球をプレートの両側に効果的に投げ分けていたね。初球ストライクが多くあり、ストライク先行のカウントで投げられていた。カーブやスプリットも良かった。全体的にこれまでの登板の中で一番良かったと思う」と称賛。試合前には「直球の制球が今日のカギになるだろう」と話していただけに、特に速球の出来には満足気。「コントロールミスがなければ、彼の速球は間違いなくエリートクラスのボールとして機能する。自分の投球をすれば、どんな打者でも打ち取ることができる」と断言した。

■女房役はブルペンで確信「良い日になる」

「ブルペンでヤマモトの速球を見た時、今日は良い日になると確信したよ」と振り返ったのは、バッテリーを組んだオースティン・バーンズ捕手。「試合でも球速、コントロールがともに安定しており、これまででベストだった。速球も変化球も良かった。サイン通りにボールが来たよ。彼が何か技術的な部分を改善したのか、それは私には分からないが、本当に良かったことは間違いない」と2勝目を挙げた右腕に賛辞を贈った。

オリックス・バファローズ時代の元同僚ジョーイ・メネセス内野手も「非常に良い投球だったね。コントロールが素晴らしかった。明らかに我々は何もできなかった」と話し、山本から2安打を放ちながらも脱帽していた。

山本は開幕2戦目となるパドレス戦で1回KOされたが、以降の5試合に限れば27イニングを投げて防御率2.00と安定しており、調子は間違いなく上向き。ここから本領発揮となるか、注目だ。

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