夫がトイレットペーパーは「ダブル」派なのですが、「シングル」にしたいです…年間で「1万円」は節約できますよね?

トイレットペーパーの1回使用量

まずは、1回当たりのトイレットペーパーの使用量を見てみましょう。一般社団法人日本トイレ協会の「トイレットペーパーの使用量に対する調査」によると、1回のトイレで使用するトイレットペーパーの長さは以下の結果とのことです。

男性
・大便:3.15メートル
・小便:なし

女性
・大便:3.52メートル
・小便:1.45メートル

大便のときは、男女ともに3メートル台、小便時は女性のみ使用で約1.5メートルでした。では、1ヶ月(30日と仮定)の使用量も計算してみましょう。1日のトイレの回数を、大便は1回、小便は7回と仮定します。

__・男性:約94\.5メートル
・女性:約410.1メートル__

男性で約95メートル、女性では約400メートルのトイレットペーパーを1ヶ月に使用していると分かりました。ただし上記は、あくまで検証結果を基にした数字です。使用状況や人によっても使用量には差が見られるでしょう。

ダブルとシングルの金額を計算し比較してみた

次に、前述した1ヶ月のトイレットペーパー使用量を基に、シングルとダブルにおけるそれぞれの年間費用を調べてみました。まず、1年間の使用量は以下の通りです。

__・男性:約1134メートル
・女性:約4921メートル__

今回は男性2人・女性2人の4人家族を例とし、以下の条件を基にトイレットペーパーにかかる費用を算出します。

__・シングル8ロール入り:長さ82\.5メートル/ロール
・ダブル8ロール入り:長さ45メートル/ロール
・価格はどちらも600円とする
・トイレ1回当たりの使用量はシングルもダブルも同じ__

年間の金額は、表1の通りです。

表1

※上記の条件を基に筆者作成

上記から、シングルを1年間使用した場合は約1万950円、ダブルでは約2万175円となり、その差は9000円ほどです。

ただし、ダブルはトイレットペーパーが2枚重ねになっているため、1回に使用する長さが短くて済むかもしれません。その場合には、ダブルにかかる費用をもう少しおさえられるでしょう。

男性2人、女性2人の家族なら、年間約9000円の節約になる

今回の結果から、1回あたりのトイレットペーパーの使用量が同じ場合、シングルのほうがダブルよりも年間9000円ほど(男性2人女性2人の4人家族の場合)節約ができることが分かりました。

ただし家族構成や1回あたりの使用量、トイレットペーパーの価格などによっても節約できる費用には違いが出ます。また、シングルとダブルで使用感や使い勝手が異なりますので、好みで選ぶのもいいでしょう。

出典

一般社団法人 日本トイレ協会 トイレットペーパー、緊急時に備えて必要な分を必要な分だけ、計画的に備蓄しましょう

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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