スロット監督にオファーのリバプール スタッフ40人解雇か「厨房担当からアナリストまで」

フェイエノールトのアルネ・スロット監督(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのリバプールから来季からの新指揮官として正式オファーを受けているオランダ1部フェイエノールトのアルネ・スロット監督(45)が就任に意欲的だ。

英メディア「BBC」によると、スロット監督は「そこ(リバプール)で働きたいと思うのは明らかだ」とし「この件について私が言えるのは両クラブが交渉中だということだけだ」と語ったという。スロット監督はフェイエノールトと2026年夏まで契約があるため、違約金などについて調整が続いている。

そんな中、英メディア「Sport Witness」は、リバプールOBで元オランダ代表FWライアン・バベル(37=エユプスポル)がスロット監督に〝警告〟したという。同メディアは「バベルはリバプールでスタッフが解雇されるため、厳しい状況に直面するとスロット監督に警告した」とし「バベルは少なくてもスタッフ40人が退団すると可能性があると聞いたと主張した」と報じた。

今季限りでユルゲン・クロップ監督が退任することで、これまでチームを支えてきたスタッフの入れ替えがあるというもの。バベルは「厨房担当スタッフからアナリストまで。それは簡単なことではない」と語ったという。経験のある裏方スタッフまでチームを去るとなれば、大きな混乱が生じる可能性もある。新監督を悩ませる大きな障害になりかねない。

同メディアは「バベルの言うことは正しいかもしれないが、現実離れしているようにも思える」と伝えていたが、まずは新指揮官の動向が気になるところだ。

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