仏elipson、エントリースピーカー「HORUSシリーズ」。税込8.8万円から

フューレンコーディネートは、同社が取り扱うフランスのelipson(エリプソン)ブランドより、エントリークラスのスピーカー・HORUS(ホルス)シリーズの国内展開を開始する。

elipson「HORUS 6B」(ブラック・カーボン)

製品ラインナップと価格は以下の通り(ペア・税込)。

・2ウェイ ブックシェルフスピーカー「HORUS 6B」 88,000円

・2.5ウェイ フロアスタンディングスピーカー「HORUS 11F」 198,000円

elipson「HORUS 11F」(ライト・ウッド・ベージュ)
elipson「HORUS 11F」(ダーク・グレイ)

elipsonは、ボルドー生まれのジョゼフ・レオン氏によって設立されたブランド。前身のMultimoteur社は小型電子部品等を手掛けるメーカーであったが、1940年代よりスピーカー開発に着手。1951年より社名をelipsonと改名し、独特な球形デザインのスピーカーを世に送り出してきた。

2008年以降より、フィリップ・カレ氏がブランドを引き継ぎ、デザインとオーディオの両面で完成度の高いスピーカーを設計。ハイファイオーディオ市場でも評価を高めていった。現在は上位グレードのPrestigeシリーズのほか、ターンテーブルOMEGAシリーズもラインナップしている。

HORUSシリーズは、これまでの経験とノウハウを凝縮したエントリーモデル。HORUS 6Bは、コンパクトな設計でコストパフォーマンスに優れたスピーカーであり、「雄大で軽やかな音像と、サイズからは驚くべき低音域の明瞭な伸びを再現する」と謳う。

HORUSシリーズの設置イメージ

ウーファーユニットは、表面にグラスファイバーコーティングを施した130mmセルロースパルプ製。トゥイーターはネオジム磁石を備えた25mmシルクドームトゥイーターで、バスレフポートは前面に設置されている。

HORUS 11Fは、130mmセルロースパルプウーファー×2基と、25mmシルクドームトゥイーターにて構成。2基のウーファーはカットオフ周波数2,800Hzの同じローパスクロスオーバーに並列接続されている。ただし、上部ウーファー&トゥイーターと、下部ウーファーの間には仕切りが設けられており、上部は密閉構造、下部はバスレフポートへとつながっており、結果200-500Hz付近でより良い周波数応答が得られているとする。

いずれも仕上げはブラック・カーボン、ウォルナット・ダーク・グレイ、ライト・ウッド・ベージュの3種類を用意。また両モデルともシングルワイヤ接続となる。

3種類の仕上げを用意する

HORUS 6Bの再生周波数帯域は55-25,000Hz、クロスオーバーは3,000Hz(-12dB/12dB)、推奨アンプ出力は30-120W、感度は87dB/1W/1m。公称インピーダンスは8Ω、最小インピーダンスは6.4Ω。

HORUS 11Fの再生周波数帯域は40-25,000Hz、クロスオーバーは2,800Hz(-12dB/12dB)、推奨アンプ出力は50-120W、感度は90dB/1W/1m。公称インピーダンスは6Ω、最小インピーダンスは4.3Ωとなっている。

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