大谷翔平、ヤンキース戦で無関係なのに話題 実況が吹き出す珍事「ただただ途方もない」

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

ニューヨークでのアスレチックス戦中継中に実況が紹介

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手の活躍が全く関係ない試合でも話題になった。25日(日本時間26日)にニューヨークで行われたヤンキース―アスレチックス戦。現地実況席はここ18試合で大谷が記録した驚異の数字を並べ、「これはただただ途方もないです」と思わず吹き出した。

その場にいなくても、話題にせざるを得なかった。ヤンキースが1-3とビハインドで迎えた6回表アスレチックスの攻撃中。ニューヨーク州放送局「YESネットワーク」の中継では「メジャー全体の話題です」としながら、好調を維持する大谷、ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)、ウィリアム・コントレラス(ブルワーズ)の成績が映し出された。

実況のライアン・ルッコ氏は「ショウヘイ・オオタニのここ18試合の数字はただただ途方もないです。長打18本、打率.431です」と思わず吹き出しながら紹介した。今季初本塁打を放った3日(同4日)の本拠地ジャイアンツ戦から24日(同25日)の敵地ナショナルズ戦までの18試合、1日平均1本の長打を放っていたことになる。長打率.861、OPSは驚異の1.355。笑いが出てしまうのも無理はない。

同時に紹介されたヘンダーソンは最近15試合で打率.365、6本塁打、14打点、OPS1.184、コントレラスは今季24試合で打率.365、22打点、OPS1.019という数字が画面で表示されたが、実況の紹介は「ヘンダーソンはもうすぐヤンキースと対戦しますが、非常に大きな15試合を送っています。コントレラスも今季ミルウォーキーで素晴らしいシーズンを過ごしています」とあっさりしたものだった。

大谷はこの日、敵地ナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場。4打数無安打で連続安打は9試合でストップした。打率.358、長打率.670、OPS1.089に下落し、それぞれ両リーグトップの座からは陥落したが、それでも驚異的な数字であることは間違いない。チームは山本由伸の6回4安打無失点の好投もあり、2-1で勝利している。

THE ANSWER編集部

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