横山裕 時代の変化感じた東京公演出演者最年長

 SUPER EIGHT・横山裕

 皆さま、最近はいかがお過ごしでしょう。僕はドラマの撮影漬けの日々を過ごしております。11日に始まった「約束 ~16年目の真実~」ですが、ありがたいことに多くの方に見ていただいているようで、先日も「ヒルナンデス!」収録の場でMCの南原さんから「見たよ」と言ってもらえました。

 TVer(無料動画配信サービス)でも見てくださる人がかなりいるようで、現場でのスタッフ陣の士気も上がっております。僕もこの業界が長いので、数字が良いに越したことはないなと身に染みて分かっていますが、それも視聴者の皆さん、ファンの皆さんのおかげです。スタッフさんが頑張ってきた結果なので、それが純粋にうれしいですね。

 物語はまだ始まったばかりですが、撮影の方は中盤から終盤の方へと移っています。サスペンスなんで、現場での監督さんのミスリード?というか演出が分かるのが僕としては面白い。話の展開もどんどん変わっていくので、これからどんどん点と点がつながっていくと思います。ただ、僕自身もまだ伏線を回収しきれていないのですが。皆さんも1回ではなく、2回見ると分かることがあるかもしれません。

 刑事ドラマということもあり、専門的な言葉が多いせりふを覚えるのは大変です。ずっとしゃべりっぱなし、みたいなシーンもあるので。僕は家ではなくて移動や合間時間にせりふを覚えるタイプで、例えば周囲にメンバーがいてもイヤホンで集中して、という感じでやっています。先日には東京ドームで会社としての大きなライブがありましたが、空き時間もWEST.や、なにわ(男子)たちとちょっとしゃべれたくらいで、車に戻ってずっとせりふを覚えて…という感じでした。

 ライブ自体は何かこう『時代が変わっているんだな』と感じました。東京公演の出演者の中では僕が一番最年長で、その違和感というのがやはりあって。昔はここにキンキ(KinKi Kids)さんや、TOKIOさん、V6や嵐とかもおったなぁとか。今は若い子たちが出てきているなとか思っていました。

 今、会社のことやそれぞれのグループのこととか、岐路に立っているのは事実だと思います。でも僕は前からずっと言っているけど、決めたことを正解にするのは自分次第で、それぞれが決めた決断を正解にするだけやなって。僕らも僕らで、ここにいる理由みたいなのを示していかないと。

 さて、もうすぐGWですね。僕はなぜかその時期ドラマのお仕事をやっていることが多く、撮影場所が遠方だと、道路がめちゃ混むから時間を読むのが大変というのが近年のイメージです。昔もライブや舞台とゆっくりした思い出はないですが、そこはこの仕事。スケジュールがない時の方が不安になるものです。ただ、ドラマとか大きな仕事が終わると風邪ひくことが多くて。集中してんねやろなと思うんですが…。皆さまも体調管理にはお気を付けください。

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