今季限り退任のトゥヘル監督にファンが続投署名活動 CL4強入りで心変わり

トーマス・トゥヘル監督(ロイター)

ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンのトーマス・トゥヘル監督の続投を望むファンの署名運動が起きていると、ドイツメディア「スポーツ1」が報じた。

Bミュンヘンは2月に、トゥヘル監督の今季限りでの退任を発表。2025年6月末までの契約を、クラブと双方の合意で解消した。リーグ戦における成績不振が原因だったが、欧州チャンピオンズリーグ(CL)では、4強入り。ファンが心変わりしてきたという。

同メディアによると、25日午後までに、7500人以上のファンがトゥヘル監督の残留を望む署名をしているとのこと。というのも、Bミュンヘンの次期監督を巡っては、レーバークーゼンのシャビ・アロンソ監督、ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督に断られ、現状で有力視されているラルフ・ラングニック氏の就任を避けたいからだ。

発起人は「トーマス・トゥヘルは、ミュンヘンで決して楽ではなかった。しかし彼に関する否定的な報道も、ケガに苦しむミュンヘンのチームの状況も、CL準決勝に導くことを妨げるものではなかった」と声明でトゥヘル監督を評価している。

署名活動は「我々はラングニックではなくトーマス・トゥヘルを望んでいる」とのタイトルで22日からスタートされたが、ファンの願いは通じるのか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社