シンガーソングライターのTani Yuukiが21日放送の『行列のできる相談所』に出演。“おじさんに聴いてほしい歌”をプレゼンした。
この日は、『おじさんにも刺さる歌vs若者にも刺さる歌』と題した企画で、お互いの世代の歌詞がハートに刺さるのかを検証。 “若者チーム”として出演したTaniは、中学2年の時に祖父から貰ったアコースティックギターで音楽を始め、デビュー前に自宅で撮影した自作曲『Myra』をTikTokにアップしたところ、「投稿したタイミングで晩ご飯を食べに1回携帯を閉じて、戻ってきたらバズる瞬間みたいなものを見てしまったというか」と回顧。
ものすごい勢いで、動画に対する“いいね！”が増えていく様子を目の当たりにしたTaniは、「ちょっと怖かったです。携帯をパタっと閉じて、見なかったことに」と、現実逃避したことを明かし、スタジオは騒然。その後も『W/X/Y』が、総再生数6億回を超え、2022年で最も再生された曲となった。
そんな今注目のアーティストTaniが、“おじさんに聴いてほしい歌”は、Official髭男dismの『ミックスナッツ』。その中でも、おじさんに刺さる歌詞が、“隠し事だらけ 継ぎ接ぎだらけの Home, you know? 噛み砕いても無くならない 本音が歯に挟まったまま”の部分だといい、「協調性ばかりを気にしてしまって、“僕自身も本音でちゃんと話せているのかな？”と、ハッとしてしまった歌詞」と称賛。
さらにTaniは「“本音が歯に挟まって吐き出せない”っていうものと、“ナッツを食べていて欠片が歯に挟まって取れない不快感”みたいなものを、2つ掛け合わせてる」と解説し、「ダブルミーニング（1つの言葉に2つの意味）みたいになってるっていう、もうその全体の構成が本当に素晴らしくて。僕が最近聴いた楽曲の中でレベルが一番高い楽曲だなってすごく感じたので」と語り尽くすと、思わず聞き入った出演者たち。
それを受けて、出演者の近藤真彦が「これ行列ですよね？」と声を上げ、東野幸治も「僕はもう絶対ジャマしたらアカンと思って。ちゃんと聞きたいと思って」とTaniのプレゼンを絶賛。Taniが“おじさんに聴いてほしい歌”がしっかりと刺さり、スタジオは大いに盛り上がった。
