絶景!馬曲温泉が27日に再開 女性にうれしい新施設も【長野・木島平村】

 

馬曲温泉

 ゴールデンウィーク(GW)初日の27日、絶景で知られる温泉が1年間の休業を経て再開します。施設は女性客の利用を意識してリニューアルされました。

■吉田一平アナウンサー
「やっぱり絶景ですね!眺望が素晴らしいですね!」

長野駅から車で1時間ほど。標高およそ700mの山あいに佇む木島平村・馬曲温泉。かつては日経新聞の「雪景色が素晴らしい温泉」で東日本1位に選ばれたこともあります。〝天空の秘湯〟〝望郷の湯〟などと称される露天風呂。この時期は、サクラを愛でながらの〝花見風呂〟を堪能できます。施設の老朽化による改修などで1年間休業していましたが、GW初日の27日、いよいよ営業を再開します。

■馬曲温泉・小林達矢さん
「急ピッチで間に合わせております。こちらがウッドデッキになりまして、露天に行く際こちらを通っていただいてですね…」

地元・木島平産のスギをふんだんに使用したモダンなウッドデッキが新設されました。リニューアル前の様子がこちら散策できるようにはなっていましたが、座って休憩できるスペースではありませんでした。

■吉田一平アナウンサー
「ここからもうすでに景色が良いので、ここでゆったりくつろぐことも出来るわけですか?」

■馬曲温泉・小林達矢さん
「そうですね。これ(景色)を地域の方が愛していると思いますので、色んな方にお風呂以外の所でも見ていただきたいと思いまして」

実は、同じような施設が長野市松代町にあります。

■馬曲温泉・小林達矢さん
「眺望が『コトリの湯』の一番素敵な場所になっておりまして。この長野市街地・善光寺平が見えるというのが、やはり一番〝売り〟なのかなと」

日帰り温泉「コトリの湯」。露天風呂は「見晴らしの湯」と名付けるほど、景色が目玉。その眺望は、2階のウッドデッキからも
楽しむことが出来ます。「コトリの湯」は馬曲温泉の運営会社のグループが閉館してしていた施設を全面改修してオープン。雑誌や漫画を1万冊以上用意するなど、若者の長時間利用を狙いました。

■馬曲温泉・小林達矢さん
「地域の人にも愛される、長野の若い人たちにも来ていただけるような施設にしたいと」

では、馬曲温泉の狙いは…?

■馬曲温泉・小林達矢さん
「女性風呂の方が整ってきておりますので…」

特別に女性用の脱衣所にお邪魔すると、そのヒントがありました。

■馬曲温泉・小林達矢さん
「いま取り付けをしていますけど、女性の方は結構髪の毛を乾かされる。その方向けに、2つドライヤーを用意しています」

こちらは、以前の脱衣所の様子です。洗面台は1つで、ロッカーも昔ながらのものでしたが…。清潔感のあるイマドキのオシャレな雰囲気も併せ持ちました。

■馬曲温泉・小林達矢さん
「元々の古き良き日本の追体験をできるような施設を目指しているんですけども、プラスアルファ快適性も追求しておりまして」

さらに…!

■馬曲温泉・小林達矢さん
「こちらが新設された、パウダールームになります。スキンケア(用品)などもこちらに置いて、女性がゆったりしながらパウダールームとして使えれば」

 馬曲温泉の年間入場者数は、1991年の26万人をピークに近年そのおよそ4分の1と低迷していました。女性客が〝起爆剤〟となるのか…。馬曲温泉は27日に入浴営業を再開させ、GW明けをめどにバスタオルの無料貸し出しを始めるなどサービスを順次拡大していくということです。

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