「最も優れた球団フロント」に選出された大谷ドジャースの実情…カネも人気も備え、悪質行為もお手の物

大谷(C)共同通信社

大谷翔平(29)のドジャースが「最も優れた球団フロント」に選ばれた。

米メディア「ジ・アスレチック」が日本時間25日、球団フロントの格付けを発表。メジャーの球団幹部40人にアンケートを行った結果、1位に選ばれたのはドジャースだった。

今季の開幕時の年俸総額は約313億7000万円で30球団中9位。これは大谷が年俸総額の97%、テオスカー・ヘルナンデスが今季年俸の3分の1強を後払いにしたから。仮に2人が後払いにしなければ、年俸総額はメジャー史上最も高額になったといわれる。

打線にはベッツ、大谷、フリーマンと3人のMVPを筆頭にズラリとスター選手が並び、昨年までの観客動員数は10年連続リーグトップだ。

そんなチームの編成責任者であるフリードマン編成本部長はウォール街出身のキレ者。弱小球団だったレイズを強豪にした手腕を買われ、2014年、ドジャースに招聘された。フリードマンが優れたマイナーの育成システムを構築した結果、ドジャースは雨後のたけのこのごとく若手有望株が出てくるようになった。

カネも人気も備えた球団のフロントが、アタマを使ってチームをつくっている上に、悪質なことまでやる。

「MLBが2017年、30球団に対して日本ハムのアリゾナキャンプで大谷との接触を禁止する通達を出したのも、今年3月、日本のプロ球団を含む他国のプロリーグのチーム及び選手との関係を解消するよう通達したのも、ドジャースのタンパリングが疑われたから。メジャー球団のあるスカウトは『ササキ(朗希)はドジャースで我々はノーチャンス』と言っているくらい」(特派員のひとり)だという。

ドジャースが11年連続でプレーオフに進出中なのも納得。フロントが結果を出しているのだ。

その大谷は、この日のナショナルズ戦で4打数無安打2三振。連続試合安打は9でストップ。試合前には左翼の守備位置に就き、外野手用グラブで守備練習をこなした。

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大谷は元アスリートだった両親の元、出産に関わった看護師から褒められるほど「ずいぶんしっかりとした顔つき」で生まれたという。

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