地方の高齢者に朗報、長寿化へ期待大!日本初「方言で会話するAI」搭載の健康増進アプリ、山形県で配信開始!

日本初の「方言を理解し、音声応答するAI(人工知能)」を搭載した健康増進アプリが開発され、山形県西川町が今春にも全ての住民に配信すると発表し、一躍注目を集めています。

今回の健康増進アプリは、日々使っている方言でおすすめの健康体操を指南してくれるとあって、特に地方で暮らす高齢者の「健康長寿」の促進に力を発揮しそうです。

今後は他の地方自治体にも広がることが期待されています。

山形県西川町、AI活用の健康増進事業を推進

新たな健康増進アプリを山形県西川町とともに開発したのが、AIの社会実装事業の㈱クリエイターズネクスト(東京・港区)です。
AIを活用した2つのサービスをまもなくリリースします。

その1つが、方言を理解して話し相手になりながら、オリジナル健康体操を勧めてくれる「健康増進アプリ」です。
西川町在住の高齢者の中から「AIに方言を教える先生役」をオーディションで選抜し、3500もの文章をAIに学習させました。

2つめは、未来のAIから出題された謎を解く「周遊型謎解きゲーム」です。
謎を解きながら西川町の各ポイントを徒歩で約5km周遊するため、楽しみながら健康増進効果が得られます。

そんな健康増進アプリは5月以降に、AI謎解きゲームは4月26日にリリースされる予定です。
この2つのサービスの詳しい内容をご紹介します。

➊健康増進アプリ『すっだい』

【見どころ】
〇全国初の「方言を理解する音声応答型 AI」搭載
〇方言を理解し、話し相手になりながらオリジナル体操を勧める
〇西川町にて全戸に配布されたタブレットに配信される(5月以降の予定)

フジテレビ『サスティな!』で紹介される(左) AIの先生オーディションの様子(右)

本アプリには、方言を理解して話し相手になってくれる音声応答型のAIが搭載されています。

このAIを開発するために、西川町在住の高齢者の中から、方言の先生役をオーディションで4名選抜。
4名から収録した3500文の方言をAIに学習させました。

健康増進アプリの画面。トーク機能では、AIが会話をもとにお勧めの健康体操を教える

主なコンテンツの「健康体操」は、健康増進・介護予防を目的とした西川町オリジナルの体操を開発。
わずか1分間の運動で30分のウォーキングと同じ運動効果が見込めます。

本アプリには、その健康体操のレクチャー動画や自宅で実践するための動画を内蔵。
ユーザーとの会話内容を踏まえ、最も適した健康体操をお勧めできるところが特徴です。

➋ AI 謎解きゲーム『不死の秘法と神代の暗号』

【見どころ】
〇健康増進を目的に、謎を解きながら町を徒歩で周遊するゲーム
〇ゲームのルールは、各ポイントごとに配信されるドラマ映像を視聴すること。町民が俳優や声優、ダンサーとして出演するドラマが見どころ
〇ゲームをクリアできたら、ビールまたはソフトクリームの無料券を贈呈

AI謎解きゲームのコンセプトビジュアル

架空の調査隊『月山調査隊』の一人として、未来のAIから送られてきた謎を解きながら、町を探索する「周遊型謎解きゲーム」です。

今回のテーマは健康増進で、西川町を徒歩で約5km周遊します。

ゲームのプレイヤーには、チェックポイントごとに配信されるドラマ映像を視聴してもらうというルールです。
ドラマには80名以上の町民が出演。俳優のほか、ドラマに登場するアニメキャラクターの声優やダンスの踊り手として参加しています。

「ドラマの制作風景」~子どもから高齢者まで80名以上の町民が俳優や声優、踊り手として参加した

この記事と画像の出典:㈱クリエイターズネクストおよび山形県西川町 公式サイト

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