ソト交換相手23歳が“大谷翔平のライバル”に浮上「MVPになる」 覚醒した「.990」

ナショナルズのCJ・エイブラムス【写真:ロイター】

ナショナルズのエイブラムスが打率.302、6本塁打、5盗塁、OPS.990の活躍

ナショナルズのCJ・エイブラムス内野手が、ナ・リーグのMVP争いに絡んできそうな活躍を見せている。25日(日本時間26日)時点で21試合に出場し、打率.302、6本塁打、5盗塁、OPS.990。かつてフアン・ソト外野手のトレード相手になった逸材が、ドジャース・大谷翔平投手のライバルになるかもしれない。

米スポーツ局「MLBネットワーク」のジョン・モロシ記者は、25日(同26日)に番組に出演。「素晴らしい守備に加えて、OPSは1.000を超えている。MVPプレーヤー(となる)エイブラムスにとって、今年がブレークの年となるだろう。今年でなければ将来獲得するだろう。それほど彼は特別なことをやっている」と絶賛した。

2022年8月に2対5の大型トレードで、ソトらの交換要員としてパドレスからナショナルズに移籍。今季ここまでのOPSは、現在はヤンキースで主軸を打つソトの.991とほぼ同じ.990。同記者は「OPSを比較した時、CJ・エイブラムスは(トレード相手のソトと)同じことを成し遂げている。本当に楽しみな選手だ。オールスターに初出場するだろう」と太鼓判を押している。

MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで、2021年には8位、2022年には9位に選ばれるほどの有望株だった。一方、守備走塁と打撃技術の評価は高かったものの、長打力の伸びしろは少ないと見られていた。昨季は151試合に出場して打率.245、18本塁打、OPS.712。23歳は今季、予想を覆す覚醒を見せている。(Full-Count編集部)

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