4年前、上伊那郡宮田村で起きた殺人未遂事件で逮捕・起訴された暴力団幹部の男がおととし、茨城県水戸市の暴力団事務所で幹部の男性を拳銃で撃ち殺害したなどとして、茨城県警はこの男を近く殺人などの疑いで逮捕する方針を固めました。
男は宮田村で起きた殺人未遂事件で全国に重要指名手配されていた中で犯行に及んだとみられています。
捜査関係者によりますと茨城県警が殺人などの疑いで逮捕する方針を固めたのは指定暴力団「絆会」の幹部、金成行被告で、おととし1月、水戸市の暴力団事務所で、当時40歳の幹部の男性を拳銃で射殺したなどの疑いが持たれています。
金被告は4年前、長野県宮田村で、暴力団関係者の男性に発砲して重傷を負わせたとして全国に重要指名手配されていましたが逃走中に水戸市の事件で犯行に及んだものとみられています。
金被告はことし2月、宮城県仙台市内で潜伏生活を送っていたところ、宮田村の事件の殺人未遂の疑いで逮捕され、その後、起訴されていました。