阪神・杉山オーナー FA権取得者には感謝、現場の意見を尊重 大山、坂本が取得

 阪神・杉山健博オーナー

 阪神は26日、大阪市内の電鉄本社で定例のオーナー報告会を行った。取材に応じた杉山健博オーナー(65)はチームのここまでの戦いぶりについて「ペナントレースは143試合の長丁場ですから、このタイミングでチームの成績に関していいとか悪いとか満足してるとかしてないとかいうタイミングではない」と強調した上で、「大事なのは状態が悪い時に連敗を最小限にとどめて、大きな連敗をしないというのが一つ。状態のいい時は勝てる試合を確実に積み重ねる。この2つをシーズンを通じて実践することが大事」と力を込めた。

 また大山、坂本が国内FA権を取得したことが話題が挙がったかと問われると「基本的には球団の人事に関わってくる話なので、個別のことに関してはお話のしようがない」と説明。「チームのために頑張ってくれたからFA権を取られたわけですから我々としては感謝の気持ちでいっぱい」とし、「現場の意見を最大限、尊重しようと思っています」と続けた。

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