インバウンド増加でニセコのスキー客数がコロナ禍前を上回る

ニセコエリアの主要なスキー場のスキー客数がコロナ禍前を上回りました。インバウンドの増加が主な要因です。 

倶知安町とニセコ町にある4か所の主要なスキー場のリフト・ゴンドラの輸送人員は、去年12月から今年3月までで約997万人でした。前のシーズンより26%増加し、コロナ禍前の18年から19年シーズンと比べても9%増えて道内全体の4分の1を占める勢いです。

北海道索道協会の植田会長は「円安の影響でやっぱり旅行がしやすくなった、日本に行きやすくなったということがある。また、ヨーロッパを含めて世界的に小雪の傾向がある中で北海道の雪はある程度コンスタントに降ってくれるので、ニセコを中心として北海道はスキーリゾートとして世界的なものになっていると思う」 と話します。

道内全体の輸送人員も前のシーズンより8%増えましたが、こちらでも目立つのはインバウンド客の割合の増加です。植田会長は「上川地方、富良野やトマムもだんだんインバウンド客が広がることも考えると北海道全体で冬のインバウンドスキー客受け入れは今後も続いていくと思う」と分析しています。

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