鎌田大地の獲得はあるのか。板倉所属ボルシアMGのSDが注目発言「素晴らしい選手なのは疑いがない」

ラツィオの鎌田大地は以前からブンデスリーガ復帰のうわさが後を絶たない。新天地候補のひとつと言われるのが、板倉滉や福田師王が所属するボルシアMGだ。

しかし、クラブ幹部によると、鎌田を獲得することはないかもしれない。

イタリア『Corriere dello Sport』紙によると、ボルシアMGのローランド・ヴィルクスSDは、ドイツ『Sportbuzzer』で「カマダが素晴らしい選手なのは疑いがない」と話している。

「そのクオリティで我々を助けられるかもしれないのは確かだ。しかし、彼のサラリーはその考えを絵に描いた餅とする。多くの収入が生まれない限り、ボルシアMGに出せる額ではないからだ」

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昨年夏、フランクフルトを契約満了で退団し、ラツィオに加入した鎌田は、マウリツィオ・サッリ前監督の下で出場機会に恵まれず。2024年になってから出番が激減し、契約が延長オプションつきの1年ということもあって、今夏の再度のフリー移籍が取りざたされてきた。

だが、3月にサッリが辞任すると、後任のイゴール・トゥドール監督は鎌田を重用。就任からリーグ戦全試合で鎌田をスタメンに起用している。状況が好転したのを受け、鎌田の去就はさらに注目されているところだ。一時は退団の意向をクラブに伝えたとも言われたが、鎌田自身は何も決まっていないと話している。

ラツィオはフェリペ・アンデルソンが今季限りで退団することを発表。ルイス・アルベルトも契約解消を申し入れたと明かしており、主将チーロ・インモービレの去就も合わせ、近年の主力だった選手たちがこぞっていなくなるかもしれない。

新体制が好発進したことで、トゥドールによる改革を進めていくとも言われるラツィオ。鎌田にとっては、シーズン終盤戦が今後を大きく左右する可能性もある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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